現在第一子を妊娠中ですが、私は今まで赤ちゃんと関わったことがほとんどありません。身近で妊娠、出産を経験した人が全くいないので、育児なんて完全に未知の世界です。
これから母親になるために心構えをしておきたいと思い、育児に関する本を探しに行きました。そこで”みねた助産院 院長”峯田 昌さんの「“泣いてもいいんだよ”の育児」という本を見つけたので読んでみました。
この本を読んでみようと思った理由
育児が完全に初めての私は、きっと分からないことがあるたびにネットで検索してしまうだろうと思います。もちろんネットの情報も参考になることはあるだろうし、友人や両親、助産師さんに相談して解決することもあると思います。でも、この本では「全部赤ちゃんに教えてもらいましょう」ということが書かれていました。
赤ちゃんときちんと向き合おうってことなんだと思います。それって当たり前のようで難しいことなのかも…と思ったのがきっかけで、この本を読んでみようと思いました。
赤ちゃんに沢山話しかける
この本を読んでいなかったら「生まれたばかりの赤ちゃんは言葉は分からないし、何も理解できない」って決めつけて接してしまっていたかもしれません。声をかけたとしても、独り言みたいで恥ずかしいと思ったり、どうせ分からないだろうけどね〜という感じで声をかけていたと思います。
でも「赤ちゃんは分かってる。理解している。」そう思って接するだけで、赤ちゃんとの向き合い方ってかなり変わってくるんじゃないかと思いました。我が子が誕生したら、恥ずかしがらずにしっかり赤ちゃんと会話して、1人の立派な人間として接するようにしないといけないなと思いました。
泣くのは可哀想なことじゃない
大人からすると、泣くことは可哀想だと思ってしまいます。でも、赤ちゃんはただ泣くことでしか何かを伝えられないだけで、辛いから泣いているとは限らないんですね。お腹が空いたとか暑いとか寒いとか、それ以外にも暇な時、ただなんとなく泣きたい気分って時にも泣くんですよね。
そう考えると、原因が分からない泣き方をしている赤ちゃんに対して「なんで泣いてるの?!」と必死で考えるより、穏やかに「泣き」に付き合ってあげるくらいの余裕があると素敵なのかなって思いました。この心構えが事前にあるのとないのとでは、育児に対するストレスのかかり方違うかもしれないと感じてます。
ママも泣いていい
本のタイトルが、まさかママに向けても言われている言葉だったなんて気づきませんでした。本当に優し本だなぁと思いました。「泣いちゃダメ」とか「しっかりしなきゃ」とかあんまり思い過ぎない方が良いのかもと思いました。最初から完璧になんてできるはずないですもんね。
それくらい肩の力を抜いて、目の前の赤ちゃんをしっかり見て、赤ちゃんと一緒に成長していくことができたら、こんなに素晴らしいことってないなと思いました。
授乳も赤ちゃんのペースで
おっぱいが出ないと悩んでいる人をよくネットで見かけていたので、私自身もおっぱいが出なくて悩むだろうか?とずっと不安に感じています。でも、生まれてすぐは赤ちゃんだって初めておっぱいを吸うわけで。私自身も初めておっぱいを吸われるわけだから。最初からうまくいかなくて当然だと肩の力を抜くことができました。
片方何分あげるとか、そういう目安も聞いたことがありましたが、厳密に時間を測ってきちっとやるよりも、やっぱりここも赤ちゃんの様子を見ながら、赤ちゃんのペースで進めて行っていいんだなと思いました。私たちがご飯を食べる時間が人によって違うように、赤ちゃんだって個人差があるに決まってますよね。
パパに向けた内容も書かれてる
ママだけでなく、しっかりとパパに向けた内容も書かれていて良いなと思いました。妊娠、出産ってやっぱりママの仕事だし、生まれてからもママと赤ちゃんの間にパパは入りにくいと感じたりするのかな?と思います。この本には「ママに優しいパパのことが赤ちゃんは大好き」というようなことが書かれてます。素敵です。
パパはママを支えることが一番重要な仕事。パパにそう思ってもらえたら理想の家族になれそうな気にがします。笑 あとは、パパの産後うつもあるということで、その辺はママである私が気にかけておかないといけないなと思いました。パパ自身が、そういうこともあるって事前に理解しておいてくれるだけでも全然違うだろうと思うので、必ずこの本のパパ向けの部分は旦那に読んでおいてもらおうと思ってます。
まとめ
本当に優しい気持ちになれる本です。もし産後、育児で悩んでいる状況で読んでいたら号泣してるかもしれないなと思うレベルです。ただ、そんな状況の時にこんな活字の本を読める自信がないので、まだ育児が始まっていない妊娠中にゆっくり読んでおけて本当に良かったです。
事前にこの心構えができているのと、できていないのとではかなり違いがあるんじゃないかと思います。もし産後、いっぱいいっぱいになってパンクしそうになったら、必ずこの本を思い出して優しい気持ちで赤ちゃんと向き合えるようにしたいと思います。
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